
びわこ成蹊スポーツ大学(大津市北比良)女子硬式野球部に所属する竹内すず選手が侍ジャパン女子日本代表候補に選出され、6月20日からの強化合宿に参加する。
侍ジャパン女子日本代表を目指し、強化合宿に参加する竹内選手(写真提供=びわこ成蹊スポーツ大学)
全日本女子野球連盟は、10月に中国・杭州で開催される「第4回 BFA 女子野球アジアカップ」に向け、侍ジャパン女子日本代表候補選手による強化合宿を広島県三次市で行う。若手選手の強化、国際大会の経験・教育が目的。メンバーは全日本大学女子硬式野球連盟に所属する選手で編成する。
2022年、竹内さんが入学した当時、同大に女子硬式野球部はなく、2023年1月、竹内さんが1人で女子硬式野球同好会を立ち上げた。2024年4月には部員が15人になり、正式に部として認められ、滋賀県内の大学で初めての女子硬式野球部となった。
同大学女子硬式野球部の石井智監督は「創部2年目で、春の大会では1勝もできなかったチームから日本代表に選ばれた。竹内さんの守備と走塁などの実力と、誰よりも早く来てグラウンド整備をしている野球人としての構えを評価してもらえたのではないか」と話す。
竹内選手は「強化合宿でも、『日本一野球を楽しむ』という監督の教えを表現したい。結果も残したいが、野球に対する向き合い方や、ミスをした後にどのような態度でプレーするかなどを大事にしたい」と話す。
石井監督は「レベルの高い選手や指導者と出会うことができる。積極的にコミュニケーションを取って、いろんなものを吸収して、チームに還元してもらいたい」と期待する。
竹内選手は「合宿では得られるものがたくさんあると思うので、学ぶ姿勢を常に意識したい。私が代表に選ばれたら、監督やコーチに教えてもらったことが正しかったのだという証明になる。チームメートの希望になりたい」と意気込む。